輝雪会発足に関して |
基礎スキー部が創部して30年を迎えました。OBと現役の数を合わせると400名弱となり, スキーというスポーツのもとに集まった先輩,同期,後輩の多さに圧倒されるとともに,このようなクラブに在籍できたことを幸せに思います。30年の間にスキーの技術,用具,環境も大きく変化しました。また基礎スキー部も時代とともに雰囲気や活動内容も変わってきています。しかしいまだに変わっていないことは,基礎スキー部の創設の精神「スキーが好きな仲間が集い,真剣に技術を高めようと努力する」という点です。
4月に行われた30周年記念合宿に参加し,たくさんの方と一緒にスキーをしました。それこそ上は昭和40年代入学の方から下はついこの4月に入学した1年生です。多くの人と一緒に滑り,刺激を受け,とても楽しい時間を過ごすことができました。特にニセコの頂上から花園にぬけるオフピステの大斜面は爽快で,旭岳の東斜面か無意根の南東斜面を滑っているようなスケールの大きさでした。僕は案内役ということで一番先に滑り降り,下から見ていました。斜面と空のコントラストもきれいで,その中をみんな斜面にシュプールを刻みながら降りてきて,絵に描いたようにかっこよく感動的でした。さらに滑り降りてきたみんなの爽快そうな顔を見て,“やっぱりスキーって最高だな”と思ったのです。
さて今回,OB会は新しい体制のもとに再出発することになりました。これにより人数の多くなってきたOB会を整理するとともに,活動をより活発にしていきます。輝雪会の目的は規約の示すとおり,
1 北大基礎スキー部の活動を支援すること
2 部出身者及び部と密接な関係のあった人々との親睦をはかること
です。このことは言い換えれば「スキーによる仲間づくりとよりよいスキー環境の提供」ということになるかもしれません。よりよいスキー環境とは,時にともにスキーをし,教え,教わることであり,時にスキーについて熱く語り合うことであり,時に必要なものをそろえていくことである。つまりスキーに対して真剣になる者に対しそれを受けとめる場であると思います。そんな「仲間づくり」と「環境づくり」を目的として輝雪会は始動しました。
具体的な内容としては,会長,副会長,幹事からなる役員会,そして会計,名簿の管理等を行う事務局を置き,規約を制定しました。年間の活動としては今までも行われていた各地区でのOB会に加え,通信・情報交換のための年報の発行を考えています。その他の企画等についてはOB会を整理していく中で検討していくつもりです。また現役へのサポートについては,現役部員が何を望み,われわれに何ができるかを考えつつ徐々にかたちづくっていきたいと思います。
以上のようなコンセプトで立ち上がった輝雪会ですが,旧交を温めるだけでなく,これからわれわれがどのようにスキーにかかわっていけるかという,視点を前に置いたものでありたいと思います。
輝雪会発足まで
4月に30周年合宿をニセコで行いましたが,準備の過程で連絡がうまくとれなかったり,パーティーの会場がとれず無くなったりとごたごたし,みなさまにご迷惑をおかけしました。このような反省からOB会を組織化し,先を見通した運営ができる体制づくりが必要となりました。OB会,年報の新名称そこで6月頃からOB会新体制発足の準備を在学OBで進め,7月には札幌のOBの方にお集まりいただき,趣旨を説明し,ご理解をいただきました。そして7月末にOB会員の方々に新体制発足に関する案内を送付し,多くの方から返信をいただきました。新体制の案に対しての賛否については,賛成88名,反対1名という結果でした。多くの皆様の賛同を得ることができ,準備を進めてきた者一同,大変感謝しています。また同時に賛成の方の内,10名の方から検討してほしいという事項があげられましたので,大まかな内容を以下に示します。
・会費の使い道
・総会について
・管理体制
・会費の納入方法
・役員の負担
・各代に連絡委員を以上の事項に関しては追々役員会,事務局でつめていきたいと思っています。
同時に募集したOB会,年報の新名称は,たくさんの応募の中から準備委員会で5つずつにしぼり,電子メールを持っている方に投票していただき,一番多かったものにしました。本来ならば全OBに投票していただくべきでしたが,日程・費用等の関係でこのような形をとらせていただきました。本年報の位置づけ新名称 OB会 「輝雪会」
年報 “Schi Heil !”ちなみに「輝雪会」は池田さん(S41),天満さん (S51),“Schi Heil !”は池田さん(S41),入江さん(S43),下出さん(S50),松沢さん(S 61),小川さん(S 62)に発案していただいたものです。
大切なのは“Schi Heil !”は北大基礎スキー部(現役部員)と輝雪会(OB/OG)双方の年報であるということです。基礎スキー部では毎年「部誌」を発行しているので、年報はそれとは少し違った内容にしていきたいと思います。それはひとつには基礎スキー部、輝雪会の活動報告や大会などの成績を記録として残していくことです。またひとつには現役・OBのみなさんがどのようにスキーに取り組んでいるか、スキーについてどのように感じているのか、スキーと離れたところでどんなことをしているのかなど様々なことに触れ,相互理解の助けとなるようなものにしていきたいと思います。さらに技術的なことや海外や山でのスキーについての情報提供の場でもありたいと思っています。基礎スキー部と輝雪会のこれから
輝雪会は,以上のような経緯で発足に至りました。北大基礎スキー部と輝雪会は協力し,よりよい「仲間づくり」と「環境づくり」を目指していきたいと思いますので,みなさまご協力をよろしくお願いいたします。
第1章 総則
(名称)第2章 組織第1条
(目的)本会は輝雪会と呼称する
第2条
輝雪会は北大基礎スキー部の活動を支援し,併せて部出身者及び部と密接な関係のあった人々との親睦をはかることを目的とする。
(会員)第3章 会費第3条
(役員)輝雪会は正会員と特別会員により構成される。
・正会員北大基礎スキー部に在籍したもので輝雪会に入会することに同意した者を正会員とする。
・特別会員北大基礎スキー部の育成とその活動に多大な貢献をされ輝雪会に入会することに同意された人を特別会員とする。
第4条
本会は,次の役員で構成される役員会を設置する。
・会長 1名
・副会長 1名
・幹事 若干名 (各代のまとめ役、5代に1人を目安に選出)
・支部幹事 3名 (各支部のまとめ役、各支部から1名選出)
・学内幹事 若干名 (在学生から選出)
(役員の選出および任期)
第5条
(支部)役員は,会員の互選により選出する。任期は2年とし再任は妨げない。
第6条
(事務局)本会は,北海道,東日本,西日本の三地区に支部をおく。
第7条
本会は,連絡,会計などの実務の処理のため事務局を設置し,事務局長および事務局員をおく。
(会費)第4章 その他第8条
本会の目的を達成するために会費を徴収する。
・輝雪会正会員の会費は年額3千円,特別会員は無料とする。但し特別の事情のある者はこの限りではない。・会費額は役員会の決議により変更することができる。
(年度)第9条
(規約の改定)本規約の年度は,4月1日から翌年の3月末日までとする。
第10条
(規約の発効)本規約の改訂は,役員会の決議による。
第11条
本規約は,平成9年10月1日から適用される。